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映画というメディアは口コミ(WOM)がマーケティング手法として有効な手段の一つ。主演のサンドラ・ブロックの一人芝居と3Dのすごさで話題になった映画「ゼロ・グラビティ」はこの手法を用いています。

最初の作品プロモーションはインパクトさで持って行きました。TVCでも「衝突編」のムービーを用いて、一体どんな作品なの?とフックにかけたのち、スペシャリスト達=元宇宙飛行士たちのコメントで、単なる見せかけではなくリアリティが存在していること、映像美のお墨付きをもらう。さらに単なるSF映画ではなくストーリー自体も人間ドラマとして素晴らしいのです、と話題を喚起。さらに先に公開されている国でも興行的に成功している=話題沸騰であることを訴えます。日本でも山崎直子さんにコメントをもらい、それをNewsとして流すという手法を用いていました。

口コミ手法に今や欠かせないTwitterは早くから用いたようです。公開イベントに中川翔子さんをよび、彼女のTwitterアカウント(ここがポイント!)も紹介しながら、ハッシュタグをつけて質問ツイートを書き込みをさせるています。イベントの会場は日本科学未来館。しょこたんにも口コミしてもらい、リーチを広げます。

New Yorkタイムス、ロサンジェルス・タイムスでの評判、映画関係者のコメントをどんどん紹介し、「プロ」がお勧めする作品である事をアピールします。そして、日本での試写が進むと公開前に見た人のコメントをまとめて紹介。ゼロ・グラビティ感想まとめサイトでちゃんとまとめて見られるのがいいですね。

Yahooの映画「ゼロ・グラビティー」特集ページでも同様に口コミを中心にコンテンツ作成をしています。



映画「ゼロ・グラビティー」のマーケティングでぶれてないのが、一貫して口コミ戦略でいっていること。TwitterでハッシュタグをつけてTweetさせるのも、特にインセンティブは設けていません。これだけたくさんのおススメコメントをいろいろ見て来たら、自分だってコメントしたいというユーザー心理により、Tweetを集めている所がすごいです。

公開前に主演のサンドラ・ブロックが来日していますが、コメディ女優(なのか?)の彼女を用いてここではベタな映画プロモーションを行っています。TV番組での露出、朝のニュースにバラエティ番組出演。幅広く番宣をしてもらっています。

公開してからは一貫としてストーリー性を強調するプロモーションで進んでいますが、口コミ効果はやはりすごい。特に自分から情報を集めようとしていなくても、それこそ「口コミ」で映画「ゼロ・グラビティ」よかったよという話を何件か聞きました。

MOVのキャンペーンを作成するとき、どうしてももので釣ろうとしてしまうけど、それをしなかったのもとてもいいと思うし、またそれがかえってストーリーの強さをプロモートすることになっている、よい効果が起きていると思います。
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Time for Action 映画「 ゼロ・グラビティ」のマーケティング Produced by kumataro
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