忍者ブログ
HOME > 前項現在のページ > 次項 Admin NewEntry Comment RSS  
毎日いろいろ考えて生きている。だから表現するのだ!
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ソニー・ピクチャーズ・エンタテイメント配給の
映画「キャプテン・フィリップス」。

東京国際映画祭のオープニング作品として上映され、他のアカデミー賞ノミネート作品よりも一足早く公開されました。

が、作品のマーケティングしてたのかな?と正直思ってしまうくらい、あまり活動らしい活動がこの作品ではありませんでした。。。。

もちろん、スペシャルサイト、公式Facebookページ、Twitterアカウントを作っているのですが、なんとTwitterのフォロワー数が272。とりあえずやっとかないとね、という感じでスタートした感がありありです。。。主演のトム・ハンクスに質問ができるというライブツイートを実施していたのですが、使われたアカウントはなぜかソニー・ピクチャーズ。しかも英語で実施。要は本国のキャンペーンを紹介しただけで終わっているのも、Twitterというメディア特性をぜんぜん活かし切れてないという印象を拭えません。日本のファンの為に日本語に訳したTweetなどをキャプテン・フィリップスのアカウントでツイートしていけばよかったのに。。。

東京国際映画祭には主演のトム・ハンクスと監督が来日していたのだから、その機会に何か出来なかったのでしょうか。「ユーモアたっぷりに〜記者の質問に答えていました」としかTweetしていません。本当に一体なんで公式アカウントを作ったのか、まったくの謎。

Facebookのいいね数もわずか1607。片手間にやっている印象です。話題づくりへたくそですね。

そもそもどんな作品なのか、作品のコンセプトを観客に伝えるのが非常に上手ではなかったと思います。「海賊に襲われる」というのが普通の日常生活の中ではまずありえないこと。でも実は頻繁に起きている事をもっと作品のプロモーションでうたっていけばよかったんじゃないかな、と思います。

もっとも「シネマトゥデイ」や「Y!映画」「ぴあ」などの映画メディアでは取り上げていたようですが、もっとマスに見える形で作品自体のプロモーションにあまり上手く使われた印象はありません。。。社会派の作品であったけれど、「作品」よりも「トム・ハンクス」を売りにしてしまったのがよくなかったのではないでしょうか。

PR
映画というメディアは口コミ(WOM)がマーケティング手法として有効な手段の一つ。主演のサンドラ・ブロックの一人芝居と3Dのすごさで話題になった映画「ゼロ・グラビティ」はこの手法を用いています。

最初の作品プロモーションはインパクトさで持って行きました。TVCでも「衝突編」のムービーを用いて、一体どんな作品なの?とフックにかけたのち、スペシャリスト達=元宇宙飛行士たちのコメントで、単なる見せかけではなくリアリティが存在していること、映像美のお墨付きをもらう。さらに単なるSF映画ではなくストーリー自体も人間ドラマとして素晴らしいのです、と話題を喚起。さらに先に公開されている国でも興行的に成功している=話題沸騰であることを訴えます。日本でも山崎直子さんにコメントをもらい、それをNewsとして流すという手法を用いていました。

口コミ手法に今や欠かせないTwitterは早くから用いたようです。公開イベントに中川翔子さんをよび、彼女のTwitterアカウント(ここがポイント!)も紹介しながら、ハッシュタグをつけて質問ツイートを書き込みをさせるています。イベントの会場は日本科学未来館。しょこたんにも口コミしてもらい、リーチを広げます。

New Yorkタイムス、ロサンジェルス・タイムスでの評判、映画関係者のコメントをどんどん紹介し、「プロ」がお勧めする作品である事をアピールします。そして、日本での試写が進むと公開前に見た人のコメントをまとめて紹介。ゼロ・グラビティ感想まとめサイトでちゃんとまとめて見られるのがいいですね。

Yahooの映画「ゼロ・グラビティー」特集ページでも同様に口コミを中心にコンテンツ作成をしています。



映画「ゼロ・グラビティー」のマーケティングでぶれてないのが、一貫して口コミ戦略でいっていること。TwitterでハッシュタグをつけてTweetさせるのも、特にインセンティブは設けていません。これだけたくさんのおススメコメントをいろいろ見て来たら、自分だってコメントしたいというユーザー心理により、Tweetを集めている所がすごいです。

公開前に主演のサンドラ・ブロックが来日していますが、コメディ女優(なのか?)の彼女を用いてここではベタな映画プロモーションを行っています。TV番組での露出、朝のニュースにバラエティ番組出演。幅広く番宣をしてもらっています。

公開してからは一貫としてストーリー性を強調するプロモーションで進んでいますが、口コミ効果はやはりすごい。特に自分から情報を集めようとしていなくても、それこそ「口コミ」で映画「ゼロ・グラビティ」よかったよという話を何件か聞きました。

MOVのキャンペーンを作成するとき、どうしてももので釣ろうとしてしまうけど、それをしなかったのもとてもいいと思うし、またそれがかえってストーリーの強さをプロモートすることになっている、よい効果が起きていると思います。
貯金ゼロから年収49億というキャッチフレーズと共に
ドヤ顔のレオナルド・ディカプリオで売っているのは、
映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」。

作品中に出て来る49億にかけて、総額49万円があたるという
ソーシャルキャンペーンをTwitterとFacebook実施中。

Twitterではパラマウントのアカウントをフォローして、
画像URLとサイトURLそれからハッシュタグ「#欲つぶやけ」
をつけてツイートするという、映画プロモーションによくある
プレゼントキャンペーンの手法を踏襲。
公式サイトのキャンペーンページからTweetすれば、
全部自動についてくるので簡単なんだけど、
ちょっと応募までがめんどくさい系のキャンペーン。
Tweetした応募者のフォロワーに映画のビジュアルを表示できるので、
よい拡散型のキャンペーンではあるのですが。

Facebookの方はさらにめんどくさく、Facebookにいいねして、
キャンペーンに応募している旨のメッセージを送った上で、
映画の感想をシェアするというオペレーション。
正直、面倒くさい。(何人くらい応募があったのか知りたい)
応募用のFacebookアプリ制作予算はなかったのでしょうか。。

が、Facebookではかなりプロモーション的に成功している模様です。
「いいね」の数が日本だけなのに、なんと86万件!
先にご紹介した「アメリカン・ハッスル」の「いいね」数が
わずか7000弱であることをみるとものすごい数です。

普通のブランドページでもこれだけの「いいね」を短期間では簡単に集める事は出来ないので、これは単純にすごい結果だといえると思います。映画は作品ごとにFacebookのアカウントを作っているので、常に使い捨てページ(もっともその後ホームエンタ等でDVD売り出し時にも使われるのですが)になってしまう所が、難しい所だと思います。毎度毎度集客しないと行けないので、数を集めるのは大変なはずです。

Facebookでは、この他にジャパンプレミア試写会への応募キャンペーンも実施してますがこちらは、Facebookの懸賞アプリCrocosを使っていました。

TVスポットを流し始めた1月22日からはFacebookでも話題にしている人数がぐーんとUP。

レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーティン・スコセッシ監督は来日して、なんとハリウッド映画初だという、東京証券取引所でマスコミ向けの記者会見も開いたのが主な理由。イベント会場の選び方が、映画の内容=株取引=証券取引所という選び方でとてもあっているし、証券取引所で実施ということで、普段映画を見に行かないビジネス層へもリーチ出来たのだと思われます。とても素晴らしいです。


映画に関連するニュースは、特設サイトの中に作るのではなくて、
Trumblerで掲載。これもソーシャルで拡散するのに役立ってますよね。
スペシャルサイトの中には動画を編集して、
GIFアニメをつくれるというコンテンツもありました。
(が作った後どうすればいいのかは謎。特にキャンペーン等をしている
訳でもないようで、これはそのままローカライズコンテンツなのかな?)

その他プロモーションでいうとZIPでのインタビューから、
番組紹介、著名人からの感想紹介等がありました。
使っているのは、林真理子、テリー伊藤、道端カレンなど。
林真理子さんからコメントをもらっている点が特によいと思います。
これによって単にはしゃいだ映画じゃなくって、
深いテーマがあるんだよと上手に伝える事が出来ているとおもいます。

[12]  [13]  [14]  [15]  [16]  [17]  [18]  [19]  [20]  [21]  [22
Time for Action Produced by kumataro
忍者ブログ [PR]
透過フォトver2.0 Designed by ninja-blog.com