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ワーナー配給の映画「ホビット 竜に奪われた王国」は人気映画シリーズ「ロード・オブ・ザ・リング」のスピンオフ作品。もちろんビックタイトルなのは間違いなく、それ相当のマーケティングプロモーション活動をおこなう作品です。

撮影地ニュージーランドのフラッグシップ「ニュージーランド航空」ともがっちりタイアップをおこなっています。ニュージーランド航空では特別塗装機が就航し、作品を用いたプロモーション作品を作っています。前作の時には、ホビットのキャラクターを用いた安全確認動画が話題になりましたね。



配給側のプロモーションは・・・というと、Yahoo!映画で特集、映画.com、Cinema Todayをはじめとする映画プロモーションサイトで告知、Twitterを用いて映画の感想をソーシャルで拡散するプレキャン(ニュージーランド旅行)を実施。というザ・王道なプロモーションを実施しています。

Yahoo!映画では、左右の背景をホビットに変更するADメニューを実施。(タイアップなのかな?)



飛び先は、映画のスペシャルサイト(本体)ではなくて、Yahoo映画の中の特集ページです。



こちらのサイトでは、作品の世界観を伝えるべく「中つ国ニュース」や求人情報(荒れ地のくにに住むスマウグ(竜)のところから財宝を取ってくるお仕事です。的な)、中つ国の天気予報などお祭りコンテンツ的な情報をたくさん掲載。ニュージーランド政府観光局もコンテンツの一部を作っていて、ホビット作品のポータル的な役割を果たし、Y!映画だけで、完結するサイトになっています。

けれど、Y!映画ってどのくらい見られているのでしょうか。映画は好きですがわざわざY!映画まで行って情報をチェックしようとは、わたしは思わないので、どんなデモグラフィックなのか、ちょっと気になります。それに、デジタルでマスをターゲットにすると、どうしても日本最大のポータルサイトYahooで告知という流れになりがちですが、ポータルってそもそもみんな見てるんでしょうか。ちょっと疑問です。どうしてもYahooでやるのであれば、映画カテゴリでなくて、TOPなど他のコンテンツを見ている人を持ってくるようなプロモーションは、考えなかったのでしょうか。人気のコンテンツなので、もともとのファンに向けてのプロモーションがメインなのかもしれません。

さて、Y!映画の特集ページに戻りますが、数あるコンテンツの中でも、すでに作品を見た人のコメントは目立つところに配しているのを見ると、やはり口コミ効果は映画のプロモーションに重要な役割を担っていることが推測できます。映画本体のサイトでは、先にご紹介したとおり、映画の感想をTwitterにハッシュタグを付けて書き込んでもらう、口コミ拡散キャンペーンも実施しています。

その他、Twitterでは、Twitter同時再生祭なるものも実施しています。こちらはTV放送ではなくて、自宅などでDVDを同じ時間に鑑賞するというもの。シリーズものの続編が公開される際には、地上派で前作の放送をおこなったりするのですが、今回はないようです。このTwitter同時再生祭り。どの程度の人が参加したのか、数字が知りたいです。自主的にDVDを流して・・・ってよっぽどのファンじゃないとそもそもDVDを持っていないですし。けど、こういうことが出来るのは、人気のある作品ならではですよね。

Twitterにはかなりの力をいれているらしく、オフィシャルのアカウントはフォロワーは5500人程度ですが、おそらく選任の担当者がいると推測され、かなり活発にツイートがされています。

ソーシャル的な広がりでは、Lineのスタンプとフレームを作成しているのも面白いです。映画のターゲットを考えると、Lineは有効なプロモーション手段ですもんね。

・・・とかなりバジェットも裂いて、プロモーションをしているのにもかかわらず、深堀していかないとプロモーションが見られないって、でも残念だと思いませんか??

映画サイトでプロモーション。当たり前のことです。どの映画サイトも、やってもらいたいですよね。キラーコンテンツですから。けれど、「映画ファン」にしか届いていないんじゃないでしょうか。ターゲットは既に作品のファンな人だけで、新規開拓をおこなうつもりはないのかもしれません。でも、せっかくの大型タイトル。ちょっともったいないなーと思ってしまった、ホビットのマーケティング手法でした。



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海外ドラマ「ヴァンパイア・ダイアリー」のニーナ・ドブレフが広告塔を務めるLUX。日本では誰もが知っているユニリーバのシャンプーです。



ローカルキャンペーンを実施するときだけ、ローカルのセレブリティーを使えるというような縛りがもしかしたら、あるのかもしれません。

LUXが現在おこなっている「オンナを遊べ!」キャンペーンでは、佐田真由美さんを使ったTVCを放送したりして、プレキャンも含めたキャンペーンが実施されています。

ただ、このキャンペーン、ちょっと気になるのです。。。LUXという商品は、単純に言えば、この商品を使うと広告塔のセレブみたいになれちゃうわよ、というマーケティング手法を一貫としておこなってきています。たしかに「オンナを遊べ!」キャンペーンもそこからはぶれていないのですが、なんかちょっと違う気がするのは、気のせいでしょうか。

このキャンペーン、TVCで佐田さんをフィーチャー。そして・・・

1)女同士でリムジンを1日使い放題できるプレキャン「リアル輝き体験キャンペーン」を実施。
これは、東京、大阪、福岡、名古屋、札幌の地区で、3月から4月にかけての土日に、全部で12組にリムジン無料をプレゼントすると言う企画です。けど、リムジンに一日8時間乗れたからって、「オンナを遊ぶ」リアル体験って出来ますか・・・?「オンナを遊ぶ」って、具体的に何すればいいんでしょう。



しかも、ちょっとこのリムジン、これ自体にOOHの役割を持たせようとしていて、LUXとでかでかとラッピングされていて、乗るのがめっちゃ恥ずかしくないですか??リムジンにはシャンパンと軽食を用意してくれているそうですが、これはリムジンサービスの基本メニュー。普通にリムジンのレンタルサービスについてくるものです。

コンシェルジュが当日ついてくるそうですが、リムジンを使ってどんなコースで回りたいのか、応募時に記入する欄があります。しかも「オンナを遊ぶ」ための軍資金は入っておらず、「途中停車し、記念撮影や観光を行っていただくことも可能です。ただし、下車後に発生したサービス利用時(レストランや有料施設への入館など)の代金はお客様ご負担」となるそうです。うーん。リムジンに乗ったからって、軍資金がないとオンナは輝けません!!! 

ものすごく目立たないのですが、「プロのスタッフによる、ヘアアレンジをさせていただきます。」という注意書きが応募要項にありました。プロモートする商品はLUX。ヘアケア商品です。なぜこれをもっとアピールしないのでしょうか・・・?? 謎です。

どうも「オンナを遊ぶ」をいうプロモーションタグラインに惑わされてしまっているような香りがします。

TVCでは佐田さんがいろいろなお洋服を着て、オンナであることを楽しんでいる様子が使われています。「オンナを遊ぶ」キャンペーンをするのであれば、同じように、ヘアアレンジもやります。専属スタイリスト付けます。1日セレブ気分で楽しんでください!という風にすればもっといいキャンペーンになったのではないでしょうか。(服の貸出だとサイズがあるからという縛りがあったのかもしれませんが。。。)もしくは、ヘアアレンジします、オンナを遊ぶために、ネイルもエステもリムジンの中で出来ちゃいます!という風にすればよかったのではないでしょうか。。。それこそLUXのプロモーションの基本、このプロダクトを使うとあなたも輝けますよ、であるのに。

リムジン貸出だけで、オンナを遊べといわれても、ちょっと日本人女子にはハードル高すぎではないのかな、と思うのですが、そんなことないんでしょうか?

2)写真の一部が動く、遊びゴコロたっぷりの新感覚カメラアプリの提供。
12組にしかリムジン貸出が出来ないので、全員プレゼント的要素も用意されています。こちら気になるのがまったくビジュアルが違うこと。アプリを紹介するビジュアルにキャンペーンキャラクターの佐田さんも使っていないし、LUXらしさもない。どこかであったものを購入して、付けました感がして、すごくもったいないです!!!

アプリを作るバジェットがあったならばもっとLUXというプロダクトらしさを出せたらよかったのに、ちょっと残念ですね。最低でもビジュアルをあわせることが出来ていたら、同じキャンペーンであることがわかるのに。本当にちょっと残念。。。

キャンペーンをいくつかのメディアで広げておこなうときは、ビジュアルの一貫性はやっぱり必要。と当たり前ながら、思ったのでした。
Yahoo!のトップを見ていたら、ニュースエリアのあたりになにやら「影」が出てきたので、何のADなのか確認するためにクリック。



飛び先はスペシャルコンテンツで、Y!トップが、「のり」のきりぬき風にかわり、おにぎりのアップから、いきなりサッカーのアニメーションが始まるという流れ。いったい何のキャンペーンなのか、よく分からないまま、最後まで見て結局Kirinの「午後の紅茶」のキャンペーンだと判明。Y!トップのギミック使う広告なんて費用が高いのに、プロダクト露出にはこだわらない。さすがKirinさまです。

キャンペーンの内容ですが、「午後の紅茶 おいしい無糖」は、サッカー日本代表の公式飲料だそうで、3月に行われるサッカーの親善試合に向けて、代表を応援する5万人の言葉を募集し、その言葉を実際にのりに印刷。その中から特にいいものを選んでおにぎりに使い、具には対戦相手のNZのラム肉をいれるという「勝むすび」を代表に届けようという、ちょっと複雑なスキーム。

同時に、Facebookページに「いいね」すると、抽選で100名さまに「午後の紅茶 おいしい無糖」をプレゼントするプレキャンも行っていますが、とくにハッシュタグキャンペーンはやっておらず、口コミで広めようとは考えていないようですね。

おにぎりのイメージが強すぎるし、プロダクト分かりづらくない??と思ったのですが、、「午後の紅茶 おいしい無糖」をおにぎりにあわせる飲料として売り出すという、基本キャンペーンが存在しているようです。



こんな公式エンブレムまで作っていました。ちょっとかっこいい。コンビニとかでPOPとして使われているのかな?あまりコンビニ行かないので知りませんが、ぜひ使ってほしいです~。

100万人の実食キャンペーンなどいろんなことを実施しているようですが、おもしろいのが同じKirinの商品「生茶」とくらべてどちらがおにぎりに合うのかというのを実証するキャンペーンもおこなっていること。活動自体はあまり広がっているような印象はしないのですが、プロダクト比較みたいなこともできるんですね。

それだけおにぎりにあう飲料ということをアピールしたいのでしょう。

サッカーの試合は3月5日なのですが、これまでオリンピック一色だったので、残念ながらキャンペーンガ目立っていませんでしたが、オリンピックも終わったので、試合日までにたくさんの言葉を集められるといいですね~。







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